2012年3月28日水曜日

健康食品等の宣伝で、「アミノ酸がなんとかに比べ何倍も入っています」とか、

健康食品等の宣伝で、「アミノ酸がなんとかに比べ何倍も入っています」とか、

「なんとかの成分が何mgも入っている」とか、やたら大袈裟に宣伝していますが、

自然界の食品で得られる栄養素を遥かに上回るような濃度の栄養素を摂取したところで、意味あるのでしょうか?

体に吸収されずに体外へ排出されるのではないかと思うのですが。







おっしゃるとおりです。

水溶性のものなら必要以上のものは排泄されてしまうので害はありませんが、脂溶性のものは体内に体積されてしまうのでむしろよくないこともあり、気を付けなくてはなりません。



“関節に効く”というタンパク質系の商品がたくさんあります。

また、“お肌からしっとり吸収”なんていう化粧品も星の数ほど。

いずれも「…という部分も、ある、かもしれない」ぐらいに捉えないといけません。

というのは、先の“飲むなんとか”は飲むと体内で「タンパク質」として吸収され、体内の必要なところに使われます。(その一部が関節にも行くでしょう。)

肌につける化粧品は、表面についている間はその効果があるでしょうが、ニンゲンのカラダは口から入ったものしか消化・吸収(自分のカラダに取り入れ、自分のカラダとして使う)できないので洗えば元どおり。



賢い消費者になりましょう。

(もちろん、知った上でその雰囲気を楽しむ、というのはアリですね。)



**補足、拝見しました。

「健康食品」とはちょっとニュアンスが違いますが、ビタミン剤なんかわかりやすいですよね。

脂溶性ビタミンの代表、ビタミンAを大量に含む「肝油」は、戦後すぐから長い間、学校で栄養補給のために飲ませていました。

国民全体の栄養状況がよくなってきても言ってみれば習慣で与えていたので、過剰症の恐れが出てきて慌てて止めた…という歴史があります。

逆に水溶性のビタミンCは、風邪のときに大量摂取すると治りがよくなりますが、日常的には今の日本で普通の食生活をしていればほぼ足りていますので、錠剤タイプでなくてもCを含む飲み物などを摂るとおしっこが真っ黄色になったりしますね。

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